ドメインのブローカーサービス

Cross Marketing Technologyが、バンコクで事業を開始して以降、レジストラとしての運営だけでなく、中古ドメインの売買も行ってきております。

中古ドメインの総購入数や海外のお客様とのやり取りの総数を計算したところ、ざっと1万件を超えておりました。

主に海外の特に欧米のお客様からの問い合わせに対するやり取りがメインですが、2019年以降はようやくタイ国内のお客様からも依頼が来るようになりました。

このドメインのブローカーサービスについて、馴染みが無い方には何をしてくれるのか、よくわからないという声を頂くことがありました。そこで、具体的なドメインの事例は出せませんが、このような形でサービスをご提供させて頂いているというモデルを、ご紹介していきます。

取得済みドメインの譲渡依頼

お客様が希望する・欲しいドメインが既に誰かに取得されている事例は、往々にしてあります。特にシンプルな文字列においては、いわゆるTLDドメイン(Top-Level Domain)の中でも”.com”や”.net”などのgTLD(Generic Top-Level Domain)では、その殆どが取得されていると考えて問題ありません。

現在においては、シンプルな文字列(URL)ほど、プレミアムドメインとして非常に高額な値段で売買されているのは、過去の記事を参考にして頂ければ一目瞭然かと思われます。

無理難題なケースの交渉

例えば、日本で多い性の1つである「鈴木さん」がお店を開く際にHPを作りたいという場合、「鈴木商店」という店名のため、知名度の高い “.com” ドメインを使用して “suzuki.com” を使いとします。

しかし、”suzuki.com” は世界的な自動車メーカーのSUZUKIによって既に取得済みで、使用されています。

事実このようなリクエストはたまにあるのですが、我々の回答としては、「希望するドメインを取得するのは、現実的には無理です」と回答しております。

このドメインの所有者である、SUZUKI MOTOR CORPORATION に対して、譲渡依頼をしたとしても、一般的に考えて先ず断られます。

この「不可」という回答を「可」にするためには、ドメインの現在の所有者に対してそれ相応のメリットを提案する必要がでてきます。ビジネスの世界においては、ありえないと思われていた事例は多々覆されてきているので、絶対ということは無いことは歴史が証明してくれています。

では、ドメインの譲渡に関して言えば、金銭的なメリットの提示で解決することが多々あります。既に取得済みのドメインを譲渡して欲しいという場合は、そのドメインの価値や使用状況に応じて、高額になってきます。

“suzuki.com”の様に、現在使用中のドメインは別として、使用されていなく取得しただけで利用を想定していないドメインであれば、金額次第で交渉が可能になるケースがほとんどです。

また過去に使用していたが現在は使用していない場合も、交渉の余地が出てきます。

代替案や妥協案で

しかし、場合によっては高額になることも多々あります。5千~1万円前後くらい($50~$100USD)から交渉がスタートします。もしこの金額が高いと感じるのであれば、他のドメインを使用する代案をご提案しています。

私個人的な意見も同じであるため、問い合わせが来た場合には、希望されているドメインのおおよその価値を調べ上げ、使用状況をみながら金額を想定します。

しかし、前提として妥協案にはなりますが、似たような文字列で現在でも取得可能な空きドメインでのご利用を提案しています。

新規で取得する場合には、取得費用のみで済むため、非常に安上がりとなります。

Pure Domain で取得する場合、”.com”ドメインは、1,500円だけで済みます。他のレジストラなら高い値段もあれば安く取得できることもあり、サイトによってはセットで申し込むとレンタルサーバーなどの割引特典があるケースもあります。

空いている似たような文字列

それでは、先程の鈴木商店が希望するドメインの場合、”suzuki.com”は無理でも、この記事を作成した6/19日現在、”suzuki-shop.net”や”suzuki-shop.org”なら空きドメインとして取得できました。

もしくは、”shop-suzuki.com”のように、文字列を前後させるパターンや、”suzukisyoten-tokyo.com”のように地域名を入れたりすると、今すぐに取得可能なドメインとなることが多々あります。

事実、suzukisyoten.com や suzuki-syoten.com は既に取得済みでしたが、suzukisyoten-tokyo.com なら空いておりました。

必ずしも希望に添えなくとも、お客様が希望されるなるべく近いものを提案させて頂いております。お客様ご自身が取得されるなら、余計な費用がかからないためです。

ドメインの種類を変える

比較的安価で取得できる “.com” は人気のドメインのため、”.info” “.net” “.biz” など他のgTLDを視野に入れることもお勧めしているご提案方法です。

ccTLD(国別コードトップレベルドメイン country code Top-Level Domain)も、取得費用は若干高くなりますが、おすすめです。ccTLDとは、”.jp”などが該当します。

“.jp”を取得するためには、日本国内に住所が無いと取得できないため、誰でも取得できるという訳ではありません。そのため、ある程度のドメインに対する信頼性を保てるメリットが生じてきます。

それでも希望される場合

やっぱり自分が希望するドメインを、「是が非でも取得したい!」というお客様には別途有料にて、弊社のスタッフが現在の所有者と交渉させて頂きます。

サービスを利用する契約が決まった場合には、お客様が現在の所有者に対してご提案できる上限の予算をお伺い致します。

交渉にはお時間を頂くため、今すぐなんとかして欲しいというご要望には、お応えできかねますので、予めご了承を頂いております。

また交渉に関する料金については、成功/失敗に関わらず頂いております。失敗したとしても、返金はできかねますので、こちらもご了承お願い致します。成功時には交渉金額に応じたコミッション料を別途ご請求させて頂きます。

そのため、できる限り、代替案や弊社が提案する別案を勧めさせて頂いております。現状では、お客様に対して何度も条件と意思を確認させて頂いた結果、仕事の依頼を頂いているため、今まで大きなトラブルもなくご利用して頂いております。

先ずは空きドメイン検索から

そのため希望されるドメインがありましたら、先ずはご自身で空きドメイン検索を利用して頂き、色々な文字列の可能性を検証してみてください。

弊社のPure Domainにも、空きドメイン検索機能がございます。希望される文字列を入力して頂いた後に、検索をするだけで一度に複数のドメインも検索できます。

Pure Domain の空きドメイン検索はコチラ

中古ドメインの購入依頼

世界中で毎日開催されているドメインオークションに参加をして、お客様がご希望されるドメインを探して、入札&落札を目指すこともあります。

この場合には、文字列は度外しされ、AhrefsやMajesticのサイトで判定される数値を基準にして依頼を受けたり、SEO対策のためにバックリンク数が〇〇件以上持つドメインの購入など、具体的な条件を頂くこともあります。

中には、ブログやサイトとして過去にアダルトサイトとしての利用歴を持つドメインを探して欲しいというご依頼や、ECショップとして運用されていたドメインが欲しいなど多岐に渡ります。

予算に応じて入札

中古ドメインの購入依頼は、取得済みドメインの交渉と比べて、選択肢が広い分、高確率でお客様のご希望に沿うことが可能となっております。

条件によっては、高額になることもありますが、$20USDくらいからオークションにて落札&取得可能となります。

ペナルティチェックも対応

ドメインオークションに出品されるドメインの中には、スパム判定を受けているドメインも多々含まれております。

もし希望される条件に適応したドメインを購入後、弊社で Google Search Console でチェックしてから納品することも可能です。

サービス料金の詳細は、コーポレートサイトのドメインの仲介サービスの料金と注意事項ページで確認できます。

お気軽にお問い合わせください

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