PQ(Page Quality)というWEBページが持つ価値指標
PQ(Page Quality)というWEBページが持つ価値指標につて説明してみます。
Googleが推奨している E.A.T 対策
PQ (Page Quality) とはそのまま、ページのクオリティを意味します。特にSEOにおけるページのクオリティとは、WEBページの重要性を示す指標となります。つまり、PQが高いページほど重要性が高い情報という認識となり、当然のことながらGoogleはそのページを上位に表示し、検索するユーザーに対して価値の高いページであると提案してきます。
WEBサイトのPQを高めることが現在のSEO対策において王道かつ正攻法と言えます。
E.A.Tについておさらい
Googleがページを審査する際の判断基準として用いるE.A.Tは、
Expertise(専門性があること)
Authoritativeness (権威があること)
TrustWorthiness (信頼できること)
であると言われています。
こちらは2015年にGoogleによりアナウンスされたドキュメントにて紹介されている内容です。このアナウンス内にて、
3.2 Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T)
The amount of expertise, authoritativeness, and trustworthiness (E-A-T) is very important. Please consider:
- ● The expertise of the creator of the MC.
- ● The authoritativeness of the creator of the MC, the MC itself, and the website.
- ● The trustworthiness of the creator of the MC, the MC itself, and the website.
要約すると、メインコンテンツ(MC)の製作者の専門性や専門知識、コンテンツ製作者とそのページの自信の権威そしてその信頼性が重要であるということです。
わかりやすく説明するならば、医学知識のない私のような人がブログで、医療技術や健康方法を長文で説明したとしても、似たような内容を現役の医者が説明した場合、後者の方が当然ながら情報としては有益となります。
さらに言えば、相対性理論について世界的な権威のある物理学者が解説しているのと、アインシュタインが直接解説しているならば、同じ権威がある人であっても、提唱者であるアインシュタインの解説を誰もが読みたいと思うものです。
Googleはこのような基準を持って、ページの結果をもって、検索したユーザーに対して情報を返すようにしているようです。
PQを上げるには?
Googleはアナウンスされた資料内にて、以下のように説明しています。
- ● Your experience using the web as an ordinary user in your rating locale.
- ● In-depth knowledge of these guidelines.
- ● And most importantly—practice doing PQ rating tasks
英語らしく抽象的な表現で説明されています。どうやらGoogle側は、WEBサイトのページに対して独自のアルゴリズムを用いて数値化し、これを基にしてページの品質を査定してようです。
またSEO界隈で一般的に言われているように、この数値化されたPQには、バックリンクも含まれているようです。
A Page Quality (PQ) rating task consists of a URL and a grid to record your observations, in order to guide your exploration of the landing page and the website associated with the URL.
E.A.Tリンクを集める
信頼のあるサイトからのリンク
世間一般的な観点からみて、信頼性の高いサイトからのバックリンクが多いサイトは、PQは自然と高くなっていきます。具体的に言えば、政府関係のドメインである .gov や大学などの研究機関 .ac はPQが高くなります。それに伴いそのようなサイトが、参考文献なり参照等でバックリンクをしてくれる(発リンク)ようなサイトであれば、そのサイトもPQが高くなります。
Wikipedia内からのリンク
Majesticのブログによれば、Wikipediaからのリンクはそれが適切なリンクである限り、有効であると紹介されています。
Wikipediaは誰でも編集できるため、MCとは関係ないページから自サイトへ不適切なリンクを設置しようと思えば誰でも可能な環境となっていますが、Googleはその有用性や必然性を厳密に判断するため、不自然なリンクに関しては、SEO対策の観点では最終的にはマイナスに働いてくると思われます。
PQを確認するには?
PQを確認する手っ取り早い方法は、WEBツールを使うのが早いと思われます。私自身も、Majestic や Ahrefs 等のツールを契約しており、これらを使用して参考にしています。Moz や SEMrush も有名です。
査定ツールの評価を参考にする
上記で紹介している査定ツールで、ドメイン名を検索すれば、自社サイトであったり競合他社サイト、被リンク元サイトなどの分析に役立ちます。各サイトによって査定に対するアルゴリズムは異なりますが、最終的には同じ様なサイトが高評価となっているので、どのツールが優れているとかは気にしなくとも良いかもしれません。
基本的には有料サービスですが、SEO分析に使うのであれば非常に役立ちます。これらのツールで、PQを確認しつつ、他社サイトと比較しながら自社サイトの弱みを分析して、不足している箇所を補いつつ、良い所を伸ばしていければ、自ずと上位化が達成できるかと思います。
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