2023年1月版のGoogleで検索されたワードランキング

2023年1月版のGoogleで検索されたワードランキング

私が多用しているSEOツールの1つに、Ahrefsがあります。Ahrefsでは、”Keywords Lists”から、各国のGoogleで検索時に使用されるワードを、ランキングを形式で確認できます。

Ahrefsの公式ブログで、2022年12月29日に公開された記事にて、いくつかのジャンルに絞ったTOP100ワードが公開されています。

Top Google Searches
https://ahrefs.com/blog/top-google-searches/

今回はこのランキングとともに紹介される、キーワード対策(主にビッグワード)とその難易度を最新データとともに分析してみたいと思います。SEO対策の大きな1つでもある、ターゲットワード対策の参考になれば幸いです。

TOP100 Google searches globally

こちらのデータでは、1位となったワードは、”cricbuzz”でした。cricbuzzは、インドのクリケットのニュース情報サイトです。

2位に”weather”、3位に”facebook”と続きます。このラキングにおいては、日本語での検索ワードの第1位は『天気』で31位にランクインしています。時点で、『ラーメン』が68位、『レストラン』で88位でした。

中には、”Amazon”(6位)や”google”(14位)、”instagram”(15位)にもあるので、これらのワードで検査する日本人もいるとは思いますが、日本語での検索はこんな結果でした。

蛇足ですが、私が住んでいるタイ語での1位は”บ้านผลบอล”(71位)と、サッカーに関連したワードで、スタッフによればオンラインのギャンブルサイトでした。ちなみに、この種のギャンブルは、タイ国内ではオンラインであっても完全に違法となります。

Top 100 most searched questions globally

この項目では、『なにわ男子』が5位でランクイン。『今日は何の日』が26位、『 今日 は 何 の 日』が26位と、記念日等を調べるワードが上位となる結果でした。

中でも、『おなにー』が82位(検索ボリューム:290,000)でランクインしていたのが、日本人らしいというか、世界に誇る特殊なカルチャーを持つ国民性だなと思う次第でした。

ちなみに1位は、”how many ounces in a cup”で、2位が”how many centimeters is an inch”となり、計量や長さに関連したワードでした。どちらも米国と他ごく少数の国でしか使用されていない、ヤード・ポンド法が影響していなくもないと思えます。

日本のTOP100

前置きが長くなりましたが、日本のTOP5から紹介していきます。

キーワードTOP5

キーワード 検索ボリューム
youtube 39,800,000
天気 24,370,000
ヤフー 21,680,000
amazon 20,760,000
ラーメン 17,040,000

アルファベット検索での『youtube』が1位なのが予想外の結果となりしたが、特筆すべきポイント、『yahoo』が6位、『ユーチューブ』が7位にランクインしている点です。

どちらも同じ結果を示しますが、検索ボリュームでは

youtube 39,800,000
ユーチューブ 15,560,000

1位のアルファベット検索とでは、Wスコア以上の開きが有る点です。一方、

ヤフー 21,680,000
yahoo 16,470,000

しかし『ヤフー』と『yahoo』とでは、「ヤフー」のワードで検索するユーザーが多いのがわかります。

Amazon VS アマゾン

多くの人が利用するAmazonですが、こちらはかカタカナの『アマゾン』では、3倍近い差が出ています。

amazon 20,760,000
アマゾン 7,230,000

日本語検索において、単に『アマゾン』の単語の検索する場合、いわゆるAtoZの”Amazon”を意図する方が多数派になる一方、南米にある密林の『アマゾン』を意図する場合も起こりえます。

多くの場合、過去の検索履歴を参照して通販か密林なのかをGoogleは提示してくるので、意図しない結果が反映されることは稀です。

ワードの言い換えが有効に!?

「アルファベット」か「カタカナ」なのか、それとも「ひらがな」なのかで、検索ボリュームが大きく異ることがわかりました。検索ボリュームとは、多くの人が検索する、いわゆるビッグワードですが、視点を変えるだけで、ライバルに差を付けることも可能となります。

同じ結果でも難易度による違い

SEOの観点で重要視される、ターゲットワードの『難易度』の観点で見ていきます。

一般的には、ビッグワードになればなるほど難易度は高くなり、ロングテールとか検索ボリュームが少なくればなるほど、難易度は低くなります。つまりライバルが少ないため、他サイトとの差別化がしやすくなり、大雑把に言ってしまえば上位化しやすいワードとなります。

キーワード 難易度
youtube 65
ユーチューブ 9
amazon 81
アマゾン 61
ヤフー 61
yahoo 74
ヤフーニュース 36
コンビニ 86
コンビニエンス 38

『youtube』と『ユーチューブ』とでは、難易度の観点では、大きな差が出ています。『Amazon』と『アマゾン』とでは、どちらも高難易度となっていますが、『yahoo』関連だと、『ヤフーニュース』とすれば、難易度は半分くらいまで低下してきます。

『コンビニ』と『コンビニエンスストア』のように、ロングテール気味な戦略を取れば、検索ボリュームが少なくなる反面、上位化を狙いやすくなるため、翻ってサイトへの流入数が多くなるケースも多々あります。

またニッチなワード程、競合が少なくなるため、こういったワードで上位を狙う戦略もまた、正攻法と言えます。

【番外編】某有名アダルトサイトの実例

日本国内でも、一部のネットユーザーから絶大な指示を得ている有名なアダルトサイトの結果が、顕著に差が出ていたのでその実例を紹介致します。

キーワード 検索ボリューム 難易度
xvideos 5,800,000 18
エックスビデオ 4,100,000 0
xvideo 2,590,000 31
x video 1,820,000 24
エクスビデオ 1,510,000 3
えっくすびでお 1,300,000 0

『エックスビデオ』と『えっくすびでお』は共に難易度0という驚愕の結果でした。やはりアルファベットにすると、世界中から検索するユーザーが増加するため、日本語向けにローカライズされるとはいえ、どのワードも難易度が高くなる一方、日本人しか使わない日本語のみであれば、難易度も一気に低下していきます。

上記で紹介したAmazonやYahooの例も有るように、難易度がワードによって上下することがおわかり頂けたかと思います。結果的に同じページを意図するのであれば、あえてカタカナにしたりひらがなにするという戦略も、ターゲットキーワードによっては大いに検討する余地があると思います。

現在、SEO対策で伸び悩んでいるのあれば、これらの変化球を用いて、既存ページの構成をやり直す、または新たに作ったLPに集客させるという戦略はいかがでしょうか?

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