CTRを改善！！意外とライバルが少ないリッチリザルト（リッチスニペット）がおすすめ

リッチリザルト（Rich Result）とは？

リッチリザルトについて

リッチリザルトは、通常の青色リンクよりも高度な機能を持つ、Google サービス（Google 検索など）での検索結果です。リッチリザルトには、カルーセル、画像などテキスト以外の要素を含めることができます。

リッチリザルト テスト

リッチリザルトとは、以前は「リッチスニペット」や「リッチカード」と呼ばれていた機能のことで、Googleで特定のキーワードを検索した時に、検索結果に追加として表示される情報を指します。

ページのソースコードに構造化マークアップのルールに則って情報追記すると、Googleのクローラーがその情報を読み込んで、サイトの情報として認識しやすくなるだけでなく、関連性の高いワードでの検索結果画面に、追加で情報を表示してくれることがあります。

必ずしも表示されるとは限らない

リッチリザルト対策をしたからといって、100％その情報が表示されるとは限りません。しかし、検索時に表示されるチャンスが得られます。そのため、リッチリザルト対策として、構造化マークアップの記述を追加しておくに越したことはありません。「徒労に終わるだけでは？」と感じる方もいるかも知れません。しかし、もし追記した情報を元にリッチリザルトが表示されたら、CTRが改善する可能性が高まります。

構造化マークアップについて

構造化マークアップを行う方法は、現状いくつかの方法があります。

• JSON-LD
• microdata
• RDFa

上記の3種類ありますが、Googleが推奨しているのは「JSON-LD形式」での記述方法です。

どの形式で記述しても、対象はクローラーになるため、ユーザー自身がソースコードを閲覧しない限り、ブラウザ上では一切表示されません。

マークアップの詳細情報

マークアップできる情報の種類は schema.org のサイトで紹介されています。

https://schema.org/docs/full.html

マークアップの方法

WEBサイトをマークアップするには、サイトで紹介している内容に合わせてマークアップする必要があります。例えば、料理のレシピを紹介するサイトなのに、商品紹介やレビューとしてマークアップするのは不適切となります。

マークアップするには、必須となる項目があり、記事やレシピなどどの項目をマークアップにするにかで大きく異なります。

商品の場合

アフィリエイターに多いのが、商品を紹介するサイトです。こちらを例に紹介していきます。

• Offer
• Product
• AggregateOffer

上記3つのプロパティの情報を追加を推奨しています。”AggregateOffer”のプロパティを記述していないサイトも多々あります。”Offer”と”Product”のプロパティは最低限でも記述しましょう。

Offer　必須プロパティ

availability

商品ページなどのURLを記述します。

price

商品の値段を記述します。数値のみで指定します。

priceCurrency

通貨を”JPY”や”USD”、”EUR”など3文字の通貨を指定します。日本円であればJPYです。

簡単な記述の場合は、上記のみでも成立しますが、下記の部分まで記述していくと更に情報を追加できるため、リッチリザルトに詳細な情報を追加できるようになります。

Offer　推奨プロパティ

itemOffered

商品について記述します。テキストのみでもOKとなっています。

priceValidUntil

日付をしています。期間限定割引となっているようなケースでは、”price”で記述している値段が変わる期限となる日付を記述します。値段が変わらない場合は、記述しなくてOKです。

url

商品のurlを記述します。

Product　必須プロパティ

image

商品画像のURLを記述します。jpg,png,gifのみが対応となり、googleにクロール・インデックスされる画像が条件です。つまり、CSSの背景画像でのみ使用している画像は指定できません。

name

商品の名前を記述します。

簡単な記述の場合は、上記のみでも成立しますが、下記の部分まで記述していくと更に情報を追加できるため、リッチリザルトに詳細な情報を追加できるようになります。

Product　推奨プロパティ

description

商品の詳細情報をテキスト形式で記述します。

offers

”Product”プロパティでの金額です。”Offer”プロパティで記述しているなら、特に必要ではありません。

review

商品のレビューです。このプロパティ内で、”reviewRating”も指定できます。

AggregateOffer　必須プロパティ

lowPrice

商品の最低金額を指定します。数値で設定します。

priceCurrency

”JPY”や”USD”、”EUR”など3文字の通貨を指定します。日本円であればJPYです。

商品で必須となるのが、金額です。商品の形式でマークアップするなら、この項目は必須プロパティとなります。

AggregateOffer　推奨プロパティ

highPrice

商品の最高金額を指定します。数値で設定します。

offerCount

商品のアイテム数です。

より詳細な情報は、Googleのサイトで確認することができます。

https://developers.google.com/search/docs/data-types/product

構造化マークアップのテスト

構造化マークアップの設定が終わったら、公開前にテストすることができます。「構造化マークアップ 　テスト」で検索するか、下記のリンクからテストできます。

https://search.google.com/structured-data/testing-tool?hl=JA

URLかコードでチェック

テストの方法は、サイトのURLかマークアップしたソースコードをコピペするだけで、テストできます。

エラーが出るならその部分を修正しましょう。またマークアップする内容に応じて、「〇〇は推奨する値です」と警告が出ることもあります。推奨値の場合は、有った方が良いですが、無くとも問題はなさそうです。ちなみに、誰でも知っている世界的な超有名メーカの公式販売サイトのマークアップ部分をテストしてみたら、推奨値が抜けていたケースもありました。

そのため、必須項目だけは抜けがないようにチェックしましょう。

過剰な記述はペナルティ対象！？

やったほうがお得と感じるリッチリザルト対策の構造化マークアップ。しかし、あれもこれもと過剰にマークアップしてしまうと、ペナルティのリスクが生じてきます。せっかく上げていった検索順位も、一気にランク外へとダウンする恐れもでてきます。

そのためマークアップする際には、本当に必要な情報だけ行うようにしましょう。