ネームサーバーの設定方法
Pure Domain でネームサーバーを変更する方法と、意外と分かりづらいNS(ネームサーバー)設定の方法を紹介していきます。
事前準備
事前にレンタルサーバーのネームサーバーを確認する
契約しているレンタルサーバーやメールサーバーが提供するアドレスを確認します。
一例としてお名前.COMのレンタルサーバーを例にします。契約しているサーバーの管理画面(コントロールルーム)にログインして、サーバー情報をクリックします。
レジストラで設定するために必要な情報は、この画像で言えばプライマリDNSとセカンダリDNSの項目です。
この2つのアドレスをコピーしておきます。
ちなみに、SMTPサーバーやPOPサーバーは、メールを受信する際に必要となり、Outlookなどのメーラーで使用します。FTPサーバー等はファイルをアップロードする際に必要となります。
レジストラ側での設定方法
管理画面にログイン後にネームサーバー設定
Pure Domain にログイン後、管理画面のネームサーバー設定ページで先程コピーしたアドレスを入力していきます。
プライマリとセカンダリを設定
一般的に、プライマリDNSのアドレスをNS1に、セカンダリDNSのアドレスをNS2に設定します。
契約しているレンタルサーバーによってはターシャリ(3番目)やクォータナリ(4番目)まで提供している場合もあります。この場合、『ネームサーバを追加』ボタンを押して複数のネームサーバーを登録します。
プライマリとセカンダリの意味と違い
プライマリDNSは、優先的に使用されるDNSと思っていただいて問題ありません。万が一このサーバーにエラーが起きた際に使用されるのがセカンダリDNSです。
外部からの悪意のあるDDoS攻撃(Distributed Denial of Service attack)があれば、大量のトラフィックによるサーバーダウンが考えられますが、余程のことが無い限りプライマリだけでも問題ありません。そのため、セカンダリは万が一の時のための予備的な位置づけです。
そのため、3つ以上登録する場合でも一般的には使われてもセカンダリDNSまでです。
DNSが浸透するまで時間がかかる
ネームサーバーの設定が完了しても、即座にWebサイトが表示されるようになったり、メールを受信できるようになる訳ではありません。全てのDNSが浸透するまで最大72時間かかると言われています。これを専門用語で、”DNS Propagation(日本語でDNSプロパゲーションとかDNS浸透期間と訳されます)”と呼ばれています。
DNSについては、当サイトのこちらの記事でも詳し説明しています。
ネームサーバーを変更してから72時間以上経過したにもかかわらず、WEBサイトが表示されない場合、ホスト側に問題がある間可能性もあります。
WEBサイトを表示できない
ユーザー側に問題がある事例
ネームサーバーを設定したのに、「このサイトにアクセスできません」と表示される場合、多くの場合はユーザー側に問題があります。
ネットに繋がっていない(オフライン状態)場合や、ドメインのNS設定が間違っている場合が挙げれます。
サーバー側レジストラ側に問題がある事例
そこまで多くはありませんが、サーバー側やレジストラ側に問題があるケースもあります。上記で紹介したWEBサイトが攻撃を受けていたり、アクセスが集中してしまってサーバーがダウンしている場合、定期メンテナンスで一時的に使えない場合などもあります。余程クリティカルな問題出ない限り、こちらは時間経過とともに表示されるようになります。たまに話題に上がりますが、AWSが落ちてしまい多くの企業のサイトが見れなくなったりWEBサービス使えなくなったりする例もあります。
こればかりは、コチラ側(ユーザー側)ではどうしようもなく、復旧するのをただ待つだけなとなります。
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