Pure Domainから他レジストラへドメインを移管する方法
Pure Domainから他のレジストラへドメインを移管する方法を説明していきます。下記で紹介している手順通りに進めて行けば、スムーズに移管手続きを行えます。
ドメインを他社のレジストラへ移管させる場合、STEP1では現在そのドメインがあるレジストラ(Pure Domain)内でいくつかの必要作業があります。
STEP2で、移管先のレジストラで作業を行っていきます。
Pure Domain側での準備【Step 1】
トランスファーロックを解除する
管理画面へログインしたら、移管させたい「ドメイン名」もしくは、その横にある「設定」のボタンをクリックします。
ドメインの移管手続き開始前に、管理画面内にある「ロック設定」で、ロックを解除してください。
このロック設定がONになっていると移管できません。
whois公開代行設定を解除
個人情報保護のためにWHOIS代行設定をしている場合、移管前にはこちらを解除しておいてください。管理画面からWhois公開代理をOFFに設定してください。
レジストラによっては、WHOISプロテクトそのままでも移管できる場合もありますが、これが原因で移管を拒否するレジストラも存在します。そのため、移管失敗を回避するために、移管作業開始前にはwhois公開代行設定を事前に解除することを推奨致します。
Authコードを入手する
「Authコード(認証鍵)表」ボタンをクリックすると「Authコード(認証鍵)」欄にAuthコードが表示されます。
表示されたランダムな英数字の文字列をコピーします。この時に、空白が含まれない様に注意する必要があります。また、文字列に不足があってもNGとなり、移管失敗となる主な原因(Authコードレラーもしくは不一致)となります。
移管先のレジストラでの作業【Step 2】
アカウント作成
移管予定先のレジストラにて、先にご自身のアカウントを作成してください。もし既にアカウントをお持ちの場合なら、そのアカウントへ移管させることとなります。
移管先のレジストラによって操作方法に若干の違いはあるものの、必要な作業は一緒です。
Pure Domainの上位レジストラがお名前.comであるため、お名前.comへは移管できません。もしお名前.comへ移管希望の場合には、移管手続きをする前に弊社までお問い合わせください。状況次第では、移管費用を支払うこと無く移動できる場合があります。
Authコードの登録
必ず作成したご自身のアカウントへログインした状態から、先程入手した移管させたいドメインのAuthコードを登録します。
このAuthコードは、絶対に第三者へ渡さない・見せないないでください。大事なドメインを勝手に移管されたり、強奪することができてしまいます。
ドメインの移管費用を支払う
タイミングはまちまちですが、移管予定のレジストラでAuthコードを登録し終えると、ドメインの移管費用を支払うことになります。こちらは、Pure Domainではなく、移管先のレジストへ支払います。
料金や支払い方法等は、移管先のレジストラにてご確認ください。
移管確認メールを承認する
Authコードを入力し、ドメインの移管プロセスを開始すると、WHOISの登録者情報と管理担当者情報の項目で設定されているメールアドレスに、それぞれ1通ずつ移管確認のメールが届きます。
WHOISの変更承認と同様に、メール本文にあるURLをクリックして移管に問題がなければ承認をします。
最速で1日~2週間程度で移管が完了する
移管承認メールをクリックしてから移管が完了するまで、早ければ1日もかからずに、長くとも2週間程度で移管が完了します。
個人的な経験則では、海外のレジストラほど時間がかかる傾向が有り、日本国内のレジストラであれば比較的早く完了する傾向にあります。海外のレジストラでも、GoDaddyは比較的早めな印象です。
移管完了時または失敗時にはメールが届く
移管作業が完了すると、登録者情報に設定されているアドレス宛にメールが届きます。失敗してもメールが届きます。そのため、メールをチェックしていないと移管プロセスがどうなったのか分からなくなりますので、WHOISで登録するメールアドレスに捨てアドを登録するのは止めて、普段から使用しているアドレスで設定してください。
2週間以上経っても音沙汰が無い場合は、移管先のレジストラに問い合わせてみてください。
移管に失敗したら・・・
移管先のレジストラによっては、移管に失敗した場合、どうして移管できなかったのか、その原因を確認できたりします。
何かしらの理由により移管を失敗した場合、その問題を解決・修正しない限り何度やっても失敗となります。そのため、もし移管が失敗した場合は原因を調べた上で再度トライしてください。
よくある移管失敗の原因は、
- ・Authコードエラー
- ・トランスファーロック、またはwhois公開代行設定が解除されていない
- ・新規取得後、または移管後60日未満
- ・有効期限が1ヶ月未満、または切れている
- ・移管承認メールをクリックしなかった
特に、有効期限には注意が必要です。Pure Domainへの移管であれば、14日以上残っていれば移管できますが、レジストラによっては1ヶ月未満の場合で拒否することもあります。
それ以外の特殊な原因はこちらで紹介しています。
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